お客様からよくお問合せをいただく内容と、新冷熱技研の見解をQ&A形式でまとめました。
質問をクリックすると、回答が表示されます。
お困りごとの解決にお役立てください。

すぐに修理してほしいです。今週中に来れますか?

大変申し訳ございません。
弊社は少数精鋭、全国各地の現場に技術者自身が出張する形でサービスをご提供しています。したがって、誠に恐縮ですが人員とスケジュール管理の都合上、お客様のご希望に沿えない場合がございます。
また、故障内容と部品の調達状況により、近年は修理期間が長期化するケースが多々あります。

お問合せから修理作業完了までの流れについては、こちらをご確認ください

修理料金の目安はどのくらいですか?

修理には、
・弊社拠点(浜松)から現地までの交通費
・技術費用(現地調査費用(時間換算)および修理時の日当)
・工具使用料
・修理項目ごとの基礎価格、部品代
などが掛かります。

本格的な修理の場合、平均すると、1件あたり8万円~10万円が目安です。
ただし、故障状況や作業工数・部品価格・特殊対応などにより、平均金額を上回るケースもございます。
お客様のご予算が少ない場合は、簡易的な応急修理プランをご提案することもできます。
詳細はご相談ください。

古い装置ですが、直せますか?

対応可能ですが、装置の状況次第では修理不能の場合もございます。
実際の修理の可否については、まずは現地調査等により判断します。


旧型装置や生産終了した製品、特定フロンを使った製品について、改造修理(レトロフィット)もできます。
平成6年製(1994年製)の特殊環境試験装置、昭和63年製(1988年製)ブライン冷凍機、
航空機部品の品質検査に用いられる昭和58年製(1983年製)の環境試験装置、などを修理した実績があります。

海外製ですが、直せますか?

対応可能ですが、装置の状況次第では修理不能の場合もございます。
実際の修理の可否については、まずは現地調査等により判断します。


これまでに、ドイツ、中国、台湾、アメリカ、韓国などで作られた製品の修理を実施してきました。
まずは装置を調査して故障原因を診断し、修理方法をご提案いたします。


ドイツ製の工作機械に内蔵されたオイルチラー、海外メーカーの環境試験装置(恒温恒湿槽)、
中国製の産業用冷熱機器(恒温恒湿装置)、台湾製エアドライヤーなどの修理実績があります。
海外の商社から修理部品を直輸入した経験もあります。

そもそも、冷凍機とは何ですか?

冷凍機の技術の原理は、夏の「打ち水」と同じで、「気化熱」「蒸発潜熱」と呼ばれる現象を応用しています。
水や冷媒が蒸発する時に周囲の熱が吸収されて温度が下がり、冷却が可能となります。
冷凍機は主に「蒸発器(エバポレータ)」、「圧縮機(コンプレッサ)」、「凝縮器(コンデンサ)」、「膨張弁(エキスパンションバルブ)」等の機器から構成されており、配管の中をフロンやアンモニアなどの冷媒が循環しています。
冷却対象や規模に応じて、様々なタイプの冷凍機が存在します。「チラー」と呼ばれる場合もあります。くわしく知りたい場合は、詳細記事をご覧ください。

詳細記事 「そもそも冷凍機とは」

環境試験装置とは何ですか?

「環境試験装置」とは、製品の品質評価テストで使われている多種多様な機械設備の総称です。
装置内の温度や湿度などを調整し、地球や宇宙のさまざまな気象環境条件を人工的に再現します。
弊社では主に、フロン類を充填した冷凍機やチラーが搭載されているタイプの環境試験装置を扱っています。

詳細はこちらをご覧ください。

産業用冷熱機器とは何ですか?

業務用として使われている、冷凍機器・空調機器です。種類が非常に多く、色々なタイプの製品があります。
工作機械などの内部や、生産ラインの一部に冷熱機器が組み込まれている場合もあります。
弊社では、冷凍機、チラー、エアドライヤーなど、装置内の温度と湿度の制御に関わる部分や、
フロン類を充填した冷凍回路を持つ製品を修理・メンテナンスの対象としています。

詳細はこちらをご覧ください。

フロン排出抑制法について、どんな対応をしたらいいですか?

フロンを使用した業務用の冷凍機器・空調機器について、所有者によるフロン管理が義務付けられています。
冷水器、工場の生産ライン用の冷却器、冷凍冷蔵車の貨物室、船舶用エアコンなども対象になります。
フロン機器の所有者(管理者)には、以下のような義務があります。

・保有する全てのフロン機器をリストアップし、機器ごとに記録簿(ログブック)を作成する。

・全てのフロン機器を対象とした簡易点検の実施。

・一定規模以上のフロン機器について、専門知識を持つ者による定期点検の実施。(法定点検、有資格者点検)

・修理メンテナンスで冷媒の充填回収をおこなった時は証明書を受け取り、記録する。

・フロン類の年間算定漏洩量を集計し、基準を超えた場合は国へ報告する。

(参考:経済産業省パンフレット「フロン排出抑制法」)

弊社では、フロン管理に必要な各種点検とメンテナンスをご提供することで、お客様をサポートしています。

詳細はこちらをご覧ください。

冷媒や部品が生産中止になりました。直せますか?

対応可能ですが、装置の状況次第では修理不能の場合もございます。
実際の修理の可否については、まずは現地調査等により判断します。

2020年に全廃となったR22冷媒を例としてご説明しますと、修理の方法として、たとえば

・冷媒再生業者からR22の再生冷媒を入手して修理に使用する
・混合冷媒(R404AやR407C)で使われている圧縮機などを、R22用にカスタマイズして載せ替える
・冷媒変更改造を実施し、装置自体をR404AやR407C仕様にする

といった対応が考えられます。

装置の状態やお客様のニーズに合わせ、最適な修理方法をご提案いたします。

詳細はこちらをご覧ください。

猛暑でエアコンが止まりました。すぐに修理できますか?

弊社では特別な事情を除き基本的に、一般家庭用のエアコンや、小規模なルームエアコンを取り扱っておりません。
ご自宅や勤務先で簡単にできる対応方法がありますので、まずは落ち着いて、以下の記事をチェックしてみてください。
それでも直らない場合は、メーカーや家電量販店の窓口へ直接お問い合わせください。

猛暑でエアコン・冷凍機が急に止まった
シーズン前にエアコンの試運転を!