2022年は様々な物事の転換点だったのではないでしょうか。
ロシアによるウクライナ侵攻と急激な円安・物価高騰で、多くの企業が影響を受けています。
冷熱機器の分野も例外ではありません。以前にも増して、お客様からのSOSのお声がたくさん寄せられるようになってきました。
近江商人の三方よしを社訓として掲げている弊社ですが、これからは「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしに4番目として「未来よし」を追加することにしました。
『三方よし+One』を目指し、より多くのお客様のお困りごとを解決していきます。
2022年上半期
2022年2月24日、ロシアがウクライナへ侵攻開始。世界経済に与える影響は大きく、燃料価格や物価の上昇が始まりました。
1月
★大阪、埼玉、東京、富山など遠方での案件が続きました。
★社内ネットワークへのVPN接続が可能となり、外部の端末からも安全にIoT予知保全のデータを確認できるようになりました。
★T芝製の水冷冷凍機ユニットについて、配管のピンホール(微細穴)による冷媒漏れを溶接で盛り、修理しました。経年劣化により、低圧サービスバルブからアキュムレーターに向かう変経部の溶接部分にピンホールが発生していました。
冷凍機の修理は㈱新冷熱技研にお任せください。原因特定・配管の溶接修理から加圧・漏洩試験まで、ワンストップでご対応します。
2月
★長野県佐久市のJAXA施設にて、フロン排出抑制法の定期点検を実施しました。弊社が携わったチラー冷凍機は、宇宙探査の「はやぶさ拡張ミッション」に貢献しています。
★冷凍機ユニットの交換を実施しました。冷凍機の修理は下記のような作業工程が一般的です。各種部品や冷媒の調達には時間が掛かる場合がありますので、早めの対応を推奨します。
作業工程
機材搬入→冷媒回収→冷凍機ユニット取外し・取付け→加圧・漏洩試験→加圧保持確認→真空引→真空度保持確認→冷媒充填→冷媒漏洩確認→試運転確認→冷媒調整→性能確認→立会説明→機材搬出
3月
★社内サーバー(自家製)が稼働1周年を迎えました。このサーバーは消費電力27W、小型・省エネ・低コストで電気代が高騰しても持続可能な仕様となっております。
★会社の事業案内と人材募集の動画を作成し、公開しました。
4月
★兵庫県朝来市の企業にて緊急修理をおこない、ヒートショックチャンバーを再稼働させました。2003年製の環境試験装置です。4月に現地調査と応急措置を行ない、5月に圧縮機のインジェクション回路を修理しました。
★大型恒温恒湿室の移設に伴う、冷媒管撤去・敷設工事が完了しました。
5月
★応急処置で冷媒漏洩を修理しました。高圧冷媒管に緑錆が生じ、インチ管のフランジから冷媒が漏れ規定量の半分まで減少していました。
★鳥取県にて、海外製(欧州メーカー、製造は中国)のチラー冷凍機について、冷媒回路の改造・修理をおこないました。海外製でも、冷凍機の動作原理である熱物理法則は不変、国内製の物と仕組みは同じです。圧縮機や凝縮器送風ファンの電源電圧がAC380vとなっており、国内の電源電圧から比べると少々高いですが、メンテナンス時の原理原則は不変であると考えています。
★静岡県掛川市の大手鍵盤楽器工場で、エアドライヤーの点検を実施しました。
6月
★千葉県船橋市にあった中古冷凍機ユニット(2元冷凍機:蒸発温度−82℃)を引き取りました。
★1983年製の恒温恒湿槽(800ℓ)について、フルメンテナンスを実施。アナログだった温湿度調節器をPLC制御(シーケンサー)に変更し、プログラミングによる制御が可能となりました。
★ソーラーパネルと充電池で動く冷凍機システムの実験を開始しました。
★製造から約25年が経った保冷庫(冷凍能力-28℃)の冷媒変更改造とIoT予知保全の実証実験を6~7月におこないました。
2022年下半期
7月
★岡山県倉敷市にて、古い環境試験装置の現地調査を実施しました。
★環境試験器における温湿度制御手法について沼津高専との共同研究を行い、講演論文を執筆しました。
★ワークマンの『真空ハイブリッドコンテナ』と-20℃の恒温槽で作った氷を使い、熱中症対策に役立てるための実験を行いました。52時間経過しても、十分な保冷効果があります。
★真空ゲージ用のセンサーを米国から取り寄せました。冷凍機修理時の真空引に活用します。
8月
★「エアコンの調子が悪いから見てほしい」というご連絡をよくいただきます。室外機の設置場所や設置方法などに気を付けていただくと、冷却効率は上がります。
猛暑でエアコン・冷凍機が急に止まった
シーズン前にエアコンの試運転を!
★茨城県潮来市で、プリント基板にハンダを付ける装置(リフロー槽)のチラー冷凍機について改造・修理を行いました。
★愛知県幸田町で、冷凍機の緊急修理(熱交換器の移植)を行いました。
★愛知県の自動車電装系部品メーカー様の生産ライン設備で、Bitzer製(海外製)の二段圧縮二段膨張冷凍機の修理・復旧を行いました。
★兵庫県姫路市および神戸市で、環境試験装置・エアコン・ヒートポンプ等の状態確認を行いました。
9月
★磐田市の楽器工場の超低温液槽冷凍機が故障したとの連絡を受けて緊急修理に伺い、『いつもすぐに動いてくれて助かります』と感謝のお言葉を頂きました。豪雨の中でも新冷熱技研はお客様のお困りごとを解決します。
★特殊冷凍機(二段圧縮)と環境試験装置の修理をおこないました。
★日本機械学会で共同研究を発表しました。
10月
★滋賀県、兵庫県、広島県などで出張修理を行いました。
☆弊社初のインターン。本人の希望により、沼津高専の専攻課程の学生1名を長期インターン生として弊社に受け入れました。
11月
★広島県呉市で中国製チラー冷凍機の修理を行いました。
★SMC製エアドライヤーの預かり修理を行いました。定期的なメンテナンスで凝縮器のホコリを落とすと熱効率が上がり、節電に繋がります。
㈱新冷熱技研では、契約メーカー各社の環境試験装置および
産業用冷熱機器の修理を実施しております。
★長野県佐久市のJAXA施設にて、特殊冷凍機システムのフロン漏洩点検と動作確認を実施しました。㈱新冷熱技研は、深宇宙を飛ぶHAYABUSAとの通信をお手伝いしています。
★名古屋大学でSICE(計測自動制御学会)中部若手研究発表会が開催され、沼津高専の専攻科学生さんに、新冷熱技研との共同研究を発表していただきました。
★沼津高専テクノフォーラムが開催され、ポスター形式で専攻科生の研究発表(新冷熱技研の共同研究)が行われました。タイトルは「環境試験機のモデリングおよびMPCによる温湿度同時制御」です。
12月
★職業訓練法人 全国建設産業教育訓練協会 富士教育訓練センターにて、弊社代表の馬場がスキルアップ講師を務めました。冷媒配管に関する講習と、アセチレンを使った銅ロウ付け作業の実技を3日間担当しました。
★研究中の温湿度制御システムに関する論文が採択され、2023年3月に沖縄で行われる国際大会で発表することになりました。
★インターン生の活躍でIoT予知保全端末の性能が格段に向上し、誤差範囲は1%以内となりました。社内の環境試験装置に取付けて更なる改良を加え、2023年の春には静岡県内のエアコンプレッサー修理会社様へ試験的に導入させていただきます。
おかげさまで、㈱新冷熱技研は営業第8期を迎えました。
冷熱に関する社会課題の解決に向けて組織形態を模索しております。
『プロジェクトでつながるお困りごと解決集団』を目指し、『三方よし+One』の姿勢で社会に貢献していきます。
技術力
全国各地で修理を実施
お客様の安心安全を支えます
課題解決
冷熱に関するお困りごとを
解決します
まずはご相談ください
三方よし
売り手よし、買い手よし、
世間よし
社会貢献を目指します