DX化の時代です。
弊社では冷熱機器の修理、保全、メンテナンスの分野にIoT技術を採用。IoT端末による遠隔監視で故障の兆候を早期発見することで、お客様の大切な機器・設備を守る「IoT予知保全」のシステムをご提案しております。
このシステムは、装置の故障発生や緊急停止にともなう機会損失のリスクを回避するだけでなく、装置の稼働状況の「見える化」にもご利用いただけます。また、将来的に、フロン排出抑制法に基づく簡易点検にも使えるよう、日本冷凍空調工業会が策定したガイドラインJRA GL-17:2021への準拠を目指し、研究開発を続けています。
IoT技術で現場が効率化し、経営の向上につながる可能性は非常に高いです。
そこで、お客様にIoTの効果を実感いただくため、次のような3ステップの導入支援プランをご用意しました。
汎用タイプの端末(GP10)を利用してデータを蓄積し、将来的にはシングルボードコンピュータ(Raspberry Pi)を用いた専用端末や廉価版に切り替えていく…というのが、この導入支援プランの特徴です。
汎用タイプの継続利用も可能です。
論より証拠。
新冷熱技研は、現場に密着します。
IoTセンサーを取り付けるサービスを他社も提供しておりますが、弊社の最大の特徴は、冷凍機などの修理・メンテナンスを本業としている点です。
IoT端末で蓄積したデータをお客様の装置を守るために使い、故障や不具合の兆候があった場合は、迅速な修理対応が可能となります。
IoT予知保全は、お客様の既存設備を末永く活用していただくための、1つの手段です。
IoT端末のセンサーを取り付けることで、以下のような各種の測定データが得られます。
- 総電流、圧縮機電流のデータ
- 運転電圧のデータ
- 圧縮熱(吐出熱)、凝縮熱(コンデンサ)、
蒸発温度(エバポレーター)のデータ - 冷媒の高圧圧力、低圧圧力のデータ
測定データのグラフのサンプルがこちらです。
冷凍機の内部では、冷媒が [圧縮]⇒[凝縮]⇒[膨張]⇒[蒸発] という4つの工程を繰返すことで冷凍サイクルが成立しています。各工程の温度と圧力は冷媒の物理特性によって異なりますが、冷凍機が正常な状態なら、理論冷凍サイクル図で示される理論値に基づいた測定データが得られます。
冷媒漏洩などの異常や故障が起きた場合、各センサーからは理論値・設計値と大きく異なるデータが検出されます。すなわち、温度(熱)と圧力の状態をセンサーで測定して装置を監視することで、運転状態の良否や冷媒漏洩の有無が把握できるのです。
測定データにしきい値を設定することで、故障の兆候を数値的に検出し「壊れる前に直す!」、早期の修理対応が可能となります。
冷凍機の仕組みと、よくある故障などについては関連記事をご参照ください。
2021年11月下旬から、浜松工業技術支援センターで開催される「静岡県IoT推進ラボ」にて弊社IoT予知保全システムの常設展示が始まります。また、一般公開に先駆けて、11月25日に内覧会が開催されます。
サンプルを展示しますので、ご興味のある方は是非一度ご覧ください。
冷熱機器に関するお困りごとと、IoT予知保全については新冷熱技研にご相談ください。
追記
IoT予知保全に関する資料をまとめました。
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